こんにちは。暦の上では春ですが、まだまだ吹きつける風は寒くて思わず肩に力が入ってしまいます。

初任者研修、今回は食事です。
①食事に関する基礎知識を知る
②食事の環境整備と用具の活用
③楽しく食事をするための支援
④食事と社会参加

食事は、人が生きていくために必要不可欠な基本的行為です。個々の健康や社会性、生活文化を象徴するものであり、適切な介護を提供することで利用者は尊厳のある生活を送ることができます。

「喫食」と「摂食」の違い
喫食とは家族や友人たちと楽しい雰囲気のなかで食事をとること。
摂食とは体に栄養を補給すること。

食べ物が細かく砕かれ、唾液と混ざって食塊となり食道を通過する際に、誤って気管に入ってしまったり、なかなか一度では飲み込めなかったり、逆流したりする嚥下障害は
高齢になってくると多くみられる症状。

嚥下の状態を撮影したVF検査、VE検査で健康な方と、嚥下障害の方のビデオを見ました。
撮影されたものは普段みることはまずなく、誤嚥の怖さを知り、思わず目をそらして
しまいそうになりましたが、その方にあった食事の量・スピードで食事をとることの
大切さを知りました。

受講生はその後お昼のお弁当を利用してお互いに食事の介助をする側、される側を体験しました。
自分で食べるのとは違い、食事の量、食べたい順番、スピードの違い、体の状態も、椅子で食べたとき、車いすやリクライニングで食べたとき、上体を傾けたときなどいろいろなパターンで体験しました。
「食べさせてもらうとあまりおいしさが分からない」
「食事エプロンをつけていると恥ずかしい」
介助される側の気持ちが少し理解できたと感想が聞かれました。また介助する側も食事の
スピードが分からず難しかったようです。

食事を自分で食べられるための福祉用の食器、スプーンなど、また嚥下状態に合わせた
ユニバーサルデザインフードの試食、とろみをつけたお茶の試飲などをして、食事介助の理解を深めました。

(受講生の感想)
・家庭の食事で摂食のような気持ち、状態のときがあると反省しました。食事の時間の大切さに気付かされました。
・検査のビデオを見てショックを受けました。人の命を預かっていることを再認識し、心をこめて食事介助を務めていこうと思います。
・介護食品を試食し、結構おいしいと思いましたが、自分は高齢になっても普通のごはんが食べたいです。
・食事の介助の体験は、したときもしてもらった時も気を遣い、患者さんの気持ちを初めて知ることが出来ました。
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